王者ムザラネ37歳は八重樫選手への勝利に自信

12月23日にIBF世界フライ級王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)が世界3階級制覇の八重樫東(大橋)の挑戦を受け横浜アリーナで対戦する。12月17日東京・神楽坂の帝拳ジムでムザラネが練習を公開した。

ムザラネはこれが3度目の防衛戦で、3試合続けて日本人選手との対戦となる。ムザラネのトレーナーが「今回の相手はレジェンドの八重樫」と表現したことからも、元チャンピオンの八重樫への気持ちの入りようはこれまで以上であるといえるかもしれず八重樫対策には万全の準備を積んできたようだ。

 ジムのあるヨハネスブルクは標高約426メートルあり、ジムワークは自然と高地トレーニングをやっているのと同じ環境にいるそうで、この環境下でムザラネは約200ラウンドのスパーリングを熟してきたこともありスタミナにはかなりの自信を持っているようである。

ムザラネのトレーナーは「八重樫は状況に応じてスタイルを変えることができるのでどんなスタイルにも対応できるように準備してきた」と9週間にわたるトレーニング・キャンプの成果に手ごたえを感じているようであった。ムザラネも「八重樫のことは尊敬をしているが、試合後にベルトを腰に巻くのは私だ」と笑顔で勝利を宣言した。

 この日は当初、メディア用に軽く動いて終了と言っていたが練習が始まるとムザラネはロープ、ミット打ちを各1ラウンド、サンドバッグを6ラウンド、最後に再びロープを行い割と濃い内容の練習で終了した。

 練習を視察した大橋ジムの大橋秀行会長は「あれだけサンドバッグを打って息切れしていない。あの年齢(37歳)で一線にいる選手は八重樫(36歳)もそうだけどみんなよくトレーニングをする。その上で「2人ともスタミナがあるから恐らく持久戦になる。いつもの八重樫なら後半に持ち込めば、というのはあるけど、そう簡単にいかないと思う」と厳しい試合を想定している。

ワイルドビートボクシングスポーツジム 大阪|豊中


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