2団体チャンピオンのワシル・ロマチェンコがWBC同級1位のルーク・キャンベルを破りWBAスーパー、WBOスーパー、WBC世界ライト級タイトルの3団体統一に成功した。試合は11回にダウンを奪うなど主導権を握り続けて3-0(119-108、119-108、118-109)の大差で判定勝利しWBO王座2度目の防衛、WBA王座3度目の防衛、WBC王座獲得にも成功した。
サウスポー同士の対決であるこの試合、身長差約5センチ、リーチ差14センチの体格的な数字を感じさせることなく、ロマチェンコが攻勢に出て速い右ジャブでキャンベルをのけぞらせて主導権を握り、ときおり強烈な左ストレートをヒットさせて11回にはボディーへのコンビネーションでダウンを奪った。
アマチュアの金メダルを取ったときから7年ぶりの英国のリングで3団体統一に成功した。
ロマチェンコのコメント「3本目のベルトはうれしい。素晴らしい試合を見てくれてありがとう。次はIBFのベルトを狙いたい」と誇らしげに笑みを浮かべ次のビッグマッチへの意欲を口にした。。今後は4団体統一に向け、残るIBF王座に照準を絞ることにロマチェンコは「また英国でファイトしたい」と大観衆の声援に応えていた。