世界チャンプの出たジムが閉鎖
- 2020.06.08
ボクシングの元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏(64)が会長を務める白井・具志堅スポーツジムは95年に日本人初の世界王者である故白井義男氏を名誉会長、国内最多の世界王座13回連続防衛の記録を持つ具志堅氏を会長に設立。具志堅氏を慕い、沖縄出身の選手が多く所属してきた。そしてついに17年5月には比嘉大吾がWBC世界フライ級王座を獲得しジムとして5回目のの挑戦で、男子世界王者が誕生したのであった。
しかし、比嘉は18年4月の3度目の防衛戦で計量失格により王座を剥奪され、日本ボクシングコミッションからボクサーライセンスの無期限停止処分を受けた。この試合後には、比嘉がデビュー以来タッグを組んできた野木丈司トレーナーがジムを退職。今年2月に再起を果たした比嘉も、ジムとの契約を更新せず、3月11日付でジムを離れた。4月には、長年トレーナーを務めてきた元WBC世界ライトフライ級王者友利正氏も退職。そのジムも5月6日、7月31日でジムを閉鎖すると発表した。具志堅会長はホームページ上で「気力、体力ともに、これまでのように情熱を持って選手の指導に当たるには難しい年齢になったこともあり、ここが潮時と決断いたしました」とコメント。所属選手については「最後まで責任をもって移籍先を見つけます」とした。
これまでにも所属選手の移籍も増えており具志堅会長は、今後について「私にできることがありましたら、別の形でボクシング界に携わらせて頂ければと思っております」と付け加えた。
ワイルドビートボクシングスポーツジム 大阪|豊中