バンタム級 統一戦 カシメロ情報

マイアミでカシメロは井上尚弥対策として
ディフェンスと爆発力を強化中

 4月25日にラスベガスでWBA“スーパー”・IBF統一バンタム級王者の井上尚弥(大橋)と統一戦に臨むWBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)が米フロリダ州マイアミで井上尚弥対策を模索しながら調整を続けている。

 今年、国際名誉の殿堂入りするフアン・マヌエル・マルケスらを指導し結果を残しているエレディア氏は5年前に一度カシメロをコーチ。前回のゾラニ・テテ(南ア)戦でコンビが復活している。

エレデイア氏は井上のことを「スーパーなアスリートでハードな練習に慣れている」と評価。そして「カシメロはテテ戦でもパワーが爆発したけど、井上に勝つには、KOするにはもっと爆発的でもっとスピードが必要である。その上でさらにガードに気をつけ、本人の打たれ強さも試される」と難しい試合であることを強調していた。

 また「井上が動いてボクシングするか打ち合いのパターンを選択するか始まってみないとわからない。もし打ち合いになるなら、スタミナの消耗が早くなるため対策も考えて立てなければならない」とコメント。そして「マイアミは平地で山がないから現在のロードワークは陸上競技のトラックを走っている。ラスベガスに行ってから山地のアップダウンを走ることになる」と言っている

 そしてジムワークのメニューを担当するベテランのペドロ・ロケ・トレーナーは「カシメロは徐々に練習でピッチを上げている。スパーリングも始めており、1日4から6ラウンドやっている。まだ試合まで60日近くあるので大丈夫。井上はすごく危険な選手ではあるがカシメロにも爆発力をもっている」と、そして「彼には『オリジナルのモンスターはお前だ』と言っている」と伝えている。同氏は「勝敗のカギはカシメロのディフェンス」と言っている。

「ジムワーク後、カシメロは宿泊先に帰り、冷蔵庫を開けてパックを温めて食べている」というからレトルト食品を主体に食事を摂っているようである。そしてサプリメントによる栄養補給もしっかりと取り入れていると付け加えた。「土日だけ町で中華料理やアジア料理を食べているが当然過度の食事はひかえている」とウエート調整にもしっかりと気を配っているようだ。

カシメロは「これまでの人生で一番大切な試合になる。ラスベガスでメインイベントに出場できることでこれ以上のモチベーションはない」と気持ち面での強さもアピールしていた。

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