WBO世界フライ級はチャンピオンの田中恒成選手が7回TKO勝ち!
- 2019.08.26
8月24日名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで行われた世界フライ級タイトルマッチはチャンピオンの田中恒成選手が挑戦者1位ジョナサン・ゴンサレス選手(プエルトリコ)に7回2分49秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。
3階級制覇王者の田中が地元に指名挑戦者を迎えた。田中より8センチ背が低いサウスポーのゴンサレスは自分から攻めず、下がりながらカウンターを狙うボクシング。田中はジワジワとプレスをかけるが、打とうとする前に打たれたりその逆もあったりとスピードのあるゴンサレスはいきなりの左で田中に迫った。
これに対し田中は3回に右をボディに集めて攻略を試みた。ラウンド終盤、タイミングの良い右ボディをカウンターで決めると、ゴンサレスがダウンした。
ゴンサレスは4回、一転して手数を増やし、出入りのボクシングを展開する。コンビネーションで攻める挑戦者に対し、田中も攻めていくがミスブローが多い。ラウンド終盤、コーナーを背負ったゴンサレスの右フックが田中の首にはいると、田中が尻もち。バランスを崩しただけのようにも見えたが、主審はダウンを宣告した。
その後も追うチャンピオンに対してカウンターの挑戦者という展開が続き後で蓋を開けてみると6回を終えた時点でチャンピオンが劣勢になっていた。
続く7回、それでも捕まえられる地震があったのであろうチャンピオンがボディ攻撃を更に多用し始めそれが利いてきたのであろう上への攻撃もあたるようになり空いたボディをまた狙って決まり挑戦者がまたダウン・・・計3回のダウンで続行不能とみなされレフリーが試合を止めた。
もっと上のボクシングを目指すというなら万全な状態を前提にしたいところだが8月に入ってから風邪を引いてしまい調整面でミスが生じたことを明かしたがチャンピオンは「試合はよくなかったけど、試合に向けて取り組んできたことは本当によかった」と前向きな発言をしていた。
ワイルドビートボクシングスポーツジム 大阪|豊中